青年海外協力隊的あるある・最終回 すべてわけわかる

最後の1週間は首都に滞在して、いろんな機関をご挨拶で訪問したりしている。 なので、地方のわが家でにんじんを生噛りしながらのんびり暮らしていた時から比べると、ずいぶん忙しい。 っていうか、もうすでに日本だ。 2年前に比べて 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・2年の任期満了 首都に帰る

滞在が最終盤になるほど、町でしきりと笑顔がでる。 これはなんの笑顔なんだろう。 町を歩いていて、不良グループに取り囲まれるとか、いやーな奴に会ったなとか、大音量を発する巨大スピーカーが家の近くに運びこまれたな、とか 逆境 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・1年11ヶ月 町は俺劇場となっていた

任期も残りひと月少しになって、ぼちぼち帰国の最終調整に入るっていう段階まで来た。 町での生活にも慣れて日々はあっという間に過ぎていくんだけど、この町をまもなく離れるってことについては、驚くほどなんの思いもない。 悲しいと 続きを読む…

青年海外協力隊の体験談を小学生に説明する

JICAの青年海外協力隊に参加して、アフリカのカメルーンという国で2年間働いていた小野といいます。僕がどうして、JICAに参加して海外に行こうと思ったのかお話します。 僕は小学生のころ、あまりスポーツが得意ではありません 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・1年5ヶ月 クリスマスに人は集まる

ノエルおめでとう。 ってキリスト教徒でもない自分がそんなメッセージをアフリカの片隅から発して、どうする。 24日のきのうは、おなじみのラジオ制作主幹から、 「日本はナショナルな祭日で、おめでとう」って言われる。 クリスマ 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・1年10ヶ月 フランスのお菓子は再び敗れる

おフランスの休暇から戻るときに、同僚へのおみやげを何にしようかと考えていた。 ちょうど1年くらい前も同じだった。その時もどうしようかなって迷って、結局、缶入りのちょっとした可愛らしいチョコクッキーを選んだのだった。 そし 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・1年8ヶ月 旅のゴールが見えてくる

夜から雨が降り始めて少し涼しくなってきた。 季節が変わって、カメルーンで経験する3回目の雨季が始まろうとしている。この国での滞在も1年9ヶ月になって最近だと、自分の番組を作るっっていう自分の仕事をしているので、新しい発見 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・1年7ヶ月 「借金で首吊る女はいない」

3月8日の日曜日は「国際女性の日」っていう。 カメルーンでも、女性の行進やら、なんやらイベントがたくさんある。アフリカに来てからも休みの日にますます休めないんだけど、もうそれはいいや。 「国際」っていうんで、当日は世界各 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・1年6ヶ月 アンテナ立てて国際放送を見る

ついにわが家にテレビが来た。 と、昭和調に言ってみたけど結構ね。この国の人たちは実はテレビ見てる。 よっぽどの田舎は知らんけど、町中なんかどこもかしこもアンテナ立てて、一家に一台はあるみたいですね。だから俺なんか協力隊員 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・1年4ヶ月 国歌が好きって言えない日本

町はクリスマスモード。 ってこともない。イスラム教の町だ。 市場の露店では、手足の稼働しないバービー人形とかミニカーとかが並ぶようになって、夕方になると物売りから帰るこどもたちが鼻たらしながらじーっと見つめている。 まあ 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・1年3ヶ月 世界スタンダードを目指さない

メッカに巡礼を終えた同僚のキャスターが、今日帰ってきた。 メッカ巡礼ってのはイスラーム教徒にとっての生涯の憧れで、これを成し遂げた人はエル=ハッジ(ミスター巡礼)と呼ばれて人々の尊敬を受ける。 と、本には書いてあるのだが 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・1年3ヶ月 先輩隊員と別れが悲しい

この頃はあっという間に日が過ぎていくなー。 と思って振り返ると、このひと月間で13日出張してる。どうりで疲れるはずだよ。この中には 一日9時間のバス移動 ってのも含まれてる。どんな苦行ですか。でも任地に閉じこもっているよ 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・1年2ヶ月 雨季でまた停滞

雨季の今は、大雨と停電がセットでもれなくついてくる。 午後から雨が降ってくると、スタジオの天井からほどなく雨漏りがはじまって、雨粒がパソコンにぼとぼとあたる。だもんで、そそくさとパソコンを横に移動させる。毎日雨が降るんだ 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・1年1ヶ月 プロジェクトを開始する

先週末に、経済都市「ドゥアラ」に出張してきた。 ドゥアラ、ってのはカメルーンで一番発展してる都市だけど犯罪が多くてJICA的に申請許可がいるんで、なかなかいけない。 首都で政治都市は「ヤウンデ」、経済都市は「ドゥアラ」。 続きを読む…

読売新聞山梨版「協力隊だより」1年目の手記

読売新聞山梨版(7月5日)に原稿が掲載されました。 粛々と書いてみました。 「協力隊だより」  僕は今、中央アフリカに位置するカメルーンの、地方都市のテレビ局にいます。  日本では、テレビ局のディレクターとして情報番組な 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・1年経過して絶望で寝込む

任国に帰ってきました。 飛行機の窓から見る2回目のカメルーンの夜景はなんともほの暗くて、頼りない。 人は人で活気があるけど、夜になると少ない電気で暮らしているんだなあ、なんて思いを新たにする。 と思ったけど、家に帰ると、 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・10ヶ月後のひきこもり

1週間にいっぺん、まとめて日記をつけてるんだけど、 今日は自分のあまりの日本語のでたらめさになんかがく然としてしまった。 うまく、言葉がつかえなくなってきてる。   活動はじめてまもなく1年なので、休暇をとって 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・9ヶ月 排除しない国カメルーン

あまりの物事の進まなさにだっふんだ状態が続く。ってのは、ただ1枚の書類を首都の事務所に送るってのが、 かれこれ2週間かかってるから。 書類がぐるぐる回って、ようやく手に入れたと思った瞬間に 2日間ネットが不通。 ってので 続きを読む…

青年海外協力隊的あるある・8ヶ月たっても差別される日本人

いてて。   全身筋肉痛。あらゆるところが痛いよー。ってのは、週末に首都で送別会及びスポーツ大会に参加したから。アフリカの大地ってのは、必ずしもサバンナが広がってるのではなく、人の住むところは人口爆発によって、 続きを読む…

バムン王国の王様がスタジオに来た

突然、王さまがスタジオに来た。 市民のみなさんに、直接メッセージを語りかけるためにだ。   っつっても別にイラク戦争が始まるわけじゃなくってエイズの母子感染予防のために、検診率とかを来年までに80%達成しますよ 続きを読む…