青年海外協力隊的あるある・3ヶ月めのホームシック

日本のものがすごく恋しくなって、毎週日曜日だけ、日本から持ってきた蚊取り線香をたいて味噌汁を飲むのがすごく楽しみ。

 

そんな折、落語を聞くのも楽しみのひとつで、このあいだは「志ん朝」っていう文字を見ただけで笑ってしまった。

かなり、きてます。

 

ちなみに志ん朝ってのは、面白くないって言う人がいないほどの、好みの分かれない大爆笑噺家です。何年か前にガンで死んじゃって、悲しい。

わたくし学生落語をやっていた関係上、若干落語には
思い入れ深いのであります。

 

そんな最近思うのは、

「カメルーンって、江戸じゃん!?」

ってことだ。

 

カメルーンってくくるのもよくないんで、自分が今住んでる任地のフンバン市は、ってことですが。

 

前にも書いたとおり、ここフンバン市は植民地化の前までバムン民族によるバムン王国の王都として発展した都市で、今も王様がいる。

→ 王様は今でも人々から絶大な人気がある

 「伝統イスラーム王国 VS. 近代」

 

カメルーンにはたくさんの少数民族がいて、それぞれの首長国(藩)が栄えていたのだが、バムン王国は、とりわけ周囲の首長(大名)を従えるほど勢力規模の大きい王国であった。

 

それって徳川幕府じゃん、と思ってからというもの江戸目線で見てみる。政治のこともありますが、都市的庶民の暮らしも、まるで、江戸。

 

住民たちの暮らしと言えば、特に政治に関心があるわけでもない。選挙には行くけど、どうせ政権は変わらないので、社会に対する不満とか、社会をよくしようとかいう気分がない。

 

長屋に住んで、天秤棒かついだ物売りから野菜を買って、直火で日々のメシの煮炊きをしている。川沿いの共同洗濯場に行くと、おばちゃんたちが日がらくっちゃべりながら着物を洗っている。

そんな天下泰平な様子は、まるで落語の中の庶民の暮らしと、とても似ている。

一つ違うのは、「もし江戸の中に近代科学文明が入ったら、こうなるんだろうな」
ってことだ。

 

「もしも江戸に近代科学が入ったら」もしものコーナーです。ドリフです。

今の人知らないだろうな。。。

 

衣・食・住、暮らしのスタイルは江戸のまま。長屋の住民たちが、醤油を貸し借りしながら共同体を営むのも江戸のまま。

 

だけど、どこからか近代科学が入ってしまった。

 

みんな携帯電話を手にしてしまって、こりゃあ便利とばかり始終しゃべりまくったり、誰かが都会からスピーカーを仕入れてしまったので、こりゃあすごいってんで、朝から晩まで大爆音で音楽を流す。バイクはクラクションを鳴らしまくって、道を大爆走する。

暮らしのスタイルは近代以前で江戸なんだけど、科学だけが突出して近代になっていて、微妙に使いこなしていない。

 

というか逆に科学に使いこなされている。

科学がもたらす、ある種の増幅効果に、すっかり魅了され操られている、とも言える。リーップ。って言ってみたい。このちょっとした違和感というか、

 

レベルがとれてないちぐはぐさこそが、途上国の一つの特徴

なのかもしれないなーと感じた。

 → カメルーンこれから行く人向け/現地体験レポート

  「カメルーンの生活・文化ーとほカメラ」

 

文明は、中心部から周縁部に伝達していく、ってのが歴史のとらえ方だ(マクニール)。とりわけ、科学文明っていうのは飛びぬけて伝達スピードが速いんだなあ、ってのを感じるこの頃。

バイクは3人乗りが基本。タクシーだと前に3人、うしろに4人乗るのが基本。ー 場所: フンバン

 

初出:2013年11月2日(日)(カメルーン滞在124日目)

 

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