ごくたまに、突如アホみたいに水が出るので、
そのタイミングで水をためて
5週間ぶりに風呂を浴びる。
「風呂を浴びる」っていうのは便宜上言っただけで、ほんとはバケツ一杯の水を沸かして一応頭から足まで石鹸で洗い流したってだけだ。…
冷水だとさすがに寒いんで、バケツの水に手に持つタイプの電熱コイルを突っ込んでお湯にする。
こんな湯の沸かし方があるんだなあ。
6年生の理科の、電熱線の実験を思い出した。電気の単元で、
・電熱線が太い方が、早く発熱する
・電圧が高い方が、早く発熱する
ってのを学ぶ実験だった。だけど、そういう結果を覚えるってことよりも実験の時に、条件をちょっとずつ変えてみて原因と結果を関連づけるという思考方法を学ぶのが学習の本質みたいで、
へーえ、すげえな、教育。って思ったもんだ。
協力隊員にも現職の教員の先生たちが多いので、機会があればまた途上国の教育ってどんなのか話を聞きたいものです。
バケツに電熱線を突っ込みながらそんなことを考えていると、10分くらいでまあまあ水が温まる。さすがにバケツ一杯だと、
体全体を洗うのはムリがあるわ。
お湯が少なくなるとちょこっと水を足し増したりする。最後の方はほぼ冷水になってるけど、もういいや。そんな行水でも結構さっぱりした。
→ 途上国で人生についてちょりんと考えてしまう
「俺は一ヶ月風呂にも入っていないのに」
→ カメルーンの現地社会は江戸時代のようだと気づく
「青年海外協力隊的あるある・3ヶ月めのホームシック」
*初出:2013年9月20日(金)(カメルーン滞在81日目)