俺は一ヶ月風呂にも入っていないのに

誕生日のメッセージをくれたみなさま、ありがとうございます。

 

あんまし歳を連呼されると3秒くらい考え込んじゃうので勘弁してください。やっぱ「見えない化」の方がいいよね!

 

→ アフリカの仕事の習慣は文字を前提としていない

 「文字のないアフリカの『見えない化』

 

 

そういえば着任間もなく大使館を表敬した時に会った領事がわたくしと同い年でした。

 

「同い年ですかー」なんつって盛り上がったんだけど、話をしていると、徒歩数十秒に公邸があるというんで、
「そんじゃ歩かないから運動不足になるでしょう」って言ったら、

 

「いや、公邸の中にプールとかあるし w」

 

と言われ、またもや3秒くらい考え込んでしまった。

 

俺一か月風呂入ってないんだけどなー、とか思うとその差はなんだと。まあがっかりもしませんが、ちょりんと人生について考えてしまったよ。

好きでやってんだからいいんだけどねー。

 

→ 現地カメルーンのテレビ局での活動の足跡

  「青年海外協力隊ーとほカメラ」

 

 

たまさかこの辺境で出会ったから、その差が目に見えて分かるけど、実はこのくらいに年になると、みんな日本の同級生とかはそれぞれの大きく違った道を歩いていて、ちょっと引いた目で見ると、もうその差は開きすぎていて、そのダイナミズムにくらくらする。

 

日本にいるとそのことにあまり気づかないっていうのは、日本の方が途上国よりも「見えない化」だからだとも言える。

みんなが電車の中で携帯ポチポチいじって、
毎日テレビ見て牛丼食って、普段の生活でそんなに人と差があるとは思わない。

ほんとは差はあるんだけど、あえて見えないことになってるってことが、
社会が潤滑に回るひとつの自然なシステムかもしんない。

 

だけど、途上国だと、街から一本道を入ると目に見えて生活水準が違って、トイレは流れないしそもそも便座とかないし、同僚なんか傘が買えないっていうんで、どしゃ降りの雨がやむまで帰れないでいる。

目に見えて貧富の差っていうのが極端で分かりやすい。
それがこっちの「見える化」なのかもしれないよね。

→ カメルーンこれから行く人向け/現地体験レポート

  「カメルーンの生活・文化ーとほカメラ」

 

 

たいていのタクシーはなぜだかフロントガラスが 割れてる、前方に見るのはカメルーンいち高級な ヒルトンホテル。— 場所: ヤウンデ

 

初出:2013年9月8日(日)(カメルーン滞在69日目)

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