同僚のカメラマンが「キリスト教・婦人組合」の年次総会ってのを撮影してきたので、局で編集する。
総会は、全国のキリスト教徒の女性たちの集まりで、ゴスペル的な讃美歌を歌ったり、バザーをしたりっていう楽しげな集まりだ。
讃美歌もノリノリで、なんか好き。
編集してると、そのほかに「カメルーン・福音協会」っていう単語が出てくるんで、この2つの組織がどんな関係にあんのかと思って聞いてみる。
ー「婦人組合」と「福音協会」って2つの組織があるじゃないですか、この2つは、どう違うの?
「うーん。キリスト教にはカトリックとプロテスタントと、2つあるよね。」
ーあ、それは知ってる。聞きたいのは、「婦人組合」は「福音協会」の下部組織ってこと?
「下部…?(伝わってない)」
ーいやいや、2つの組織は違うんでしょう?
「うーん。カトリックは…(聞き取れない)で、プロテスタントは…(聞き取れない)で、」
ーえ?「婦人組合」がプロテスタントで、「福音協会」はカトリックってこと?
「違う違う。両方とも、プロテスタントなんけど。いいかい、キリスト教には2つあって、カトリックとプロテスタントで、」
ーだから、それは知ってるって。2つともプロテスタントなんでしょ。そんで、「婦人組合」ってのは、「福音協会」の一部かって聞いてるんだけど。
「あー、はいはい。福音協会ってのがあって、その中に、婦人組合があるんだよ。」
ー分かった分かった。だから、それを聞きたかったんだ。
「いいかい。まず、福音協会があります。そして、その中に婦人組合があります。」
ーだから、そのことを聞いてたんだってばー!!
そんなたった5分間のやりとりで、半日分の労力が使い果たされた。これがコミュニケーションというものだー。ファティゲ。
→ 異文化の価値を見つける アフリカ紀行
「イモ子のアフリカ旅ーとほカメラ」
→ これからカメルーンに行く人向け、生活や文化情報
「カメルーンの生活・文化ーとほカメラ」
日中暑いから、なおのこと疲れた。
初出:2014年1月15日(水)