現地でフランス語がしゃべれない理由

今年(2014年)に入ってくらいから、フランス語に伸び悩んでまったくしゃべれないんで、やばい。

頭が真っ白になっちゃって、なんかの封印がかかったみたいだ。むかし落語を練習していた時の同期生が、どうしても落語がしゃべれなくて「封印が!封印がー!」っていって苦しんでいた。なんかの精神的な問題だってことはわかる。

ということで、ちょっと角度を変えて、今月は頭を休めて日本の本を読むことにする。首都の隊員連絡所に日本の本がたくさんあるので、パクってきた。

今読んでるのは村上春樹の1Q84。

読みかけだけど、これはすごく面白いわー。村上春樹って、もやーっとしていてそんなに好きでもなかったけど、これは面白すぎてまさに寝食を忘れるほどだ。

早く村上春樹にノーベル文学賞やってほしい。

主人公の1人は小説家の卵で、他の女性作家との合作を編集者から勧められる、ってところで、去年よく読んでいた舞城王太郎を思い出した。この人、「覆面作家」っていう表に出ない人なんだけど、男性目線と女性目線と、両方の視点があるので、ひそかに、男女ペアの作家なんじゃないかって思ってる。

兄妹のペアだったら萌えー。おススメは「阿修羅ガール」(三島由紀夫文学賞)。いま何書いてるのかなあ、早く芥川賞やってほしい。

しゃべれないってことの原因は割とわかる。

一つには、こっちの人は真にフランス語を使っているのではなく、フランス語を現地流にカスタマイズした言葉を使っているので、コミュニケーションの難易度が高い。ヒアリングが少しずつできるようになってくると、

「明らかに文法が違ってるだろ!」

ってことを確信してきた。要するに「方言」です。ダニエル・カールの山形弁みたいなもんだ。

もし、俺がガイジンで山梨で働いてるとして、コテコテの甲州弁でしゃべられたら、絶対聞き取れないし、「なんてぞんざいで雑なしゃべり方をするんだろう」って怒ると思う。

「ちゃんとNHKのアナウンサーみたいにしゃべれよ!」って怒ると思うな。

もう一つは、しゃべろうにも、こっちの人と

真に話したい話題がそんなにないからだ。

仕事のやりとりはできるけど、アニメの「魔法少女」が僕らの世界をどんなに豊かにするかを議論することはできない。

別にとりたてて「魔法少女」に思い入れがあるわけではないけど

ま、例として。

日本の本を読んでたら、自分の立ち位置を確かめられたからか、少しずつ、またしゃべれるようにもなってきた。

フランス語については、いっぱい思うことあるけど、まあまあこの辺で。

言葉で解決できないときは、体でぶつかりあって
解決するのじゃー(イメージ)

*初出:2014年3月7日(金)

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