カメルーンで2013年9月30日月曜日、国会と地方議会同時選挙がおこなわれた。

選挙カーが町を練り歩く 無駄にやかましい
選挙は5年に一回っていうんで、貴重なめぐり合わせだな。

続いて街宣バイク、ブルルル…
投票の当日。
町の様子を撮影するために投票所をまわると、どこも投票を待つ人たちが列をなしていて、日本と違う。まあ事務員の人捌きが遅い、ってのがあるんだけど。でも誰に聞いても「投票には行く」って言ってたんでこの投票率の高さの理由はよくはわかんない。
大方の予想通り与党が圧倒的に勝つのだが、野党っつうのがなかなか激しくて、選挙が終わった夜から街が騒乱状態になった。「不正投票があった」っいうんで、選挙管理委員会に押し寄せるわ、幹線道路を封鎖するわで、こりゃあすげえことになったなと思ったけど、今は鎮静化しつつあります。
冷静にみるに、真剣に怒ってるというよりも、お祭り騒ぎにのっかってストレスを発散してるようにも見えて、ちょっと示唆的でもあるのが面白い。
そういえば投票当日、若者が不正に投票用紙を持ち出ししているのを、移動中の車のドライバーが発見した。ドライバーはその若者を怒りちらして投票用紙を回収したのだが、そんな光景を見るにつけ、「不正投票」ってのは確かにあるんだなとは思う。むかし高校の先生から不正投票の方法ってのを教えてもらったけど、物理的には全く簡単で民主主義という看板に隠された見えない部分が、やっぱあるんだろうね。

与党の候補者リスト
こっちに来てから「見えない」ことの功と罪をたくさん感じます。
たとえばフクシマのことも、社会という生き物は「見える」ことと「見えない」ことをせめぎ合っているような気もします。
カメルーンでは、与党現職のビヤ大統領が30年間政権を維持しています。そこに何か見えない部分があるのかどうか、よくは知らないけど、やっぱ誰に聞いても、
ビヤ大統領のおかげで、国は安定しているんで、
とってもいいよ。
って言うんですよね。そんな一連の経験からどんな教訓が得られるのかな、
まだちょっと言葉にできません。
→ 異文化の価値を見つける アフリカ紀行
「イモ子のアフリカ旅ーとほカメラ」
→ これからカメルーンに行く人向け、生活や文化情報
「カメルーンの生活・文化ーとほカメラ」

上院議長の演説 左下の記者はiPADで撮影してる、どんな時代だ
*初出:2013年10月2日(木)(カメルーン滞在97日目)