わい。「イモ子の旅」でおなじみの、みんなのアイドル・イモ子ちゃんです!
2018年夏のイモ凸ダッシュでエチオピア、ローカルバスの旅を敢行しました。
その体験記をもとに、エチオピアのローカルバス乗り継ぎの行程をご紹介しておりまーす。
このエントリでは、ケニアから国境を越えてエチオピアに来た人向けに、首都アディス・アベバまで【モヤレ → アディス・アベバ】の行程のバスの乗り継ぎをご紹介していきます。
バスのルートは2つあります。
途中にアバヤ(Abaya)湖という大きな湖がありまして、東回りと西回りの2つです。このエントリでは、西回りルートをご紹介しております。
→【アディス・アベバ → モヤレ編】はこちら
「エチオピア・ケニア国境 陸路バスの旅【エチオピア編(東回り)】」
すでにケニアから国境を超えてやってきた百戦錬磨の皆様にはご健勝のこととお喜びを申し上げますが、少しでも旅のお役に立てますと幸いでございまするるーとくん。
■■■実走!ケニア国境(モヤレ)から アディス・アベバまで・西回り
DAY1 モヤレ10:10 ― ヤベッロ(Yabello)13:10【乗客100 荷物100】
ヤベッロ13:25 ― コンソ(Konso)15:20【乗客75 荷物20】
DAY1-2 コンソ17:20-ジンカ(Jinka)20:40【乗客荷物込み250】
DAY1-3 ジンカ12:10-コンソ16:10
DAY1-4 コンソ16:45-アルバ・ミンチ(Arba Minch)19:45【乗客130 荷物100】
DAY2 アルバ・ミンチ8:10-ソド(Sodo)10:20【乗客67 荷物20】
ソド10:40-ハワサ(Hawassa)13:25【乗客荷物込み79】
DAY3 ハワサ12:30-アディス・アベバ18:20【乗客荷物込み170】
【*料金単位はエチオピア・ブル(birr)】
さて、上記行程で移動したイモ子ちゃんは、国境の町モヤレからエチオピアの首都アディス・アベバまで3日で行くことができました。
途中で、少数民族観光の拠点の町ジンカ(Jinka)へ寄り道しましたので【DAY1-2、1-3】、もし立ち寄ってみたい人がいましたらご参考にしてください。
直行で行きたい方は、DAY1から、DAY1-4へ飛んでバスを接続できますよ。
ちなみに、実走してないのですが、DAY2とDAY3は一日で行ける可能性もあります。DAY2の目的地ハワサまで到着した時まだ日が高く、実際バス乗り場にはアディス・アベバ行きバスがあって、接続していました。しかし、ごはんを食べる時間がないとか、アディス・アベバ到着時間が日没後になりそう(かなり危険)な強行軍になりますので、余裕をもっていかれる方をおススメします。
■DAY1(アルバ・ミンチまで)
さて!
ケニアから来られたみなさん、いらっしゃーい。モヤレの町を午前中の早すぎない便で出るモデル行程です。
モヤレのバス乗り場は、分かりにくいところにあります。大きな街道沿いではなく1本入ったところにあるのです。町は活気はありますが、警備兵が始終うろうろしているためか治安は悪くない印象です。普通に町の人に聞けば、たどり着けると思います、国境からは徒歩で20分くらいでしょうか。
→ それぞれの町と宿泊情報はこちらにまとめたよ!
「エチオピア・陸路バスの旅【町と安宿編】」(準備中)
バス乗り場で働いている係員の若者は、強引にチップを要求してきたりして、ちょっとガラの悪い印象でしたが、悪人ってほどではありません。チップをあげないといつまでも絡んでくるし、チップをあげてもさらに要求してきたりします。じっとこらえて、乗り込んだバスが早く出発するのを貝のように待ちます(この際、仲良くなるパターンもありそうです)。
その時の気分次第ですねー。
次の町ヤベッロ(Yabello)までは、
ご機嫌ドライブですw
道は舗装されており、サバンナの広い風景を快適に進むことができるでしょう。道路の真ん中に、放牧の牛やらヤギやらが頻繁にいます。道を塞いでストップがかかりますが、かえって動画でも撮影しながら気長に待ちましょう。
ヤベッロでのバス乗り換えはスムーズです。ここで次の町コンソ(Konso)行きのバスに乗りますが、すでに大勢の乗客が乗っていました。人の行き交いが頻繁なルートなんでしょう。この道も舗装道路です。
コンソに到着!ここでDAY1-4に移ります。
実際では、到着後に近所を少し歩いて、その辺のメシ屋で昼食を食べました。コンソに泊まるかどうか迷ったのですが、町が小さく宿も大通り沿いで落ち着かないような印象でしたので、またバス乗り場まで戻り次の町まで行ってしまうことにしました。
コンソから、今日の目的地アルバ・ミンチ(Arba Minch)までの道のりは長いですねー。途中から未舗装道路になり、東回りの山岳ルートと同じように、数々の小さめな集落をいくつも通って行きます。東回りの道は、バナナが植わっていたりして亜熱帯な風景でしたが、こちらの方は乾燥したサバンナの様相です。ですので、未舗装道路のバスは
土ぼこりを巻き上げ、非常にケムいww
状況になります。また、道の凸凹も多いので、小型バスが上下にゆれて、どったんばったん、大騒ぎで体が揺れますので、
天井に頭をぶつけないようにww ご注意です
体をシートにおしつけて、バスと一体化していれば、さほど疲れるということもありません。
アルバ・ミンチの到着は夜遅い時間になってしまいました。バス乗り場から道に出たら左に行き、ロータリーを右に進むと宿屋の多いストリートです。お好きな宿へINNどうぞ。
今回の旅では、よくわからなかったので三輪タクシーに乗り、30ビル(birr)払って宿に連れて行ってもらいました(5分くらいで着いたので、たぶん相当高い!)。
■DAY2(ハワサまで)
2日目です。アルバ・ミンチの宿の隣に教会があり、月曜だというのに朝の3時過ぎからスピーカーで大音量の歌やら説法が始まりました。
ね、寝られない…苦ww
→ エチオピアの教会は一味違うみたいです
「エチオピア・早朝のスピーカーで起こされる」
なので朝の苦手なイモ子ちゃんも早々に飛び起き、バス乗り場に向かうのでした。
今日の目的地は南部州の州都ハワサ(Hawassa)です。直行が見つかりませんでしたので、刻んで行くことにしました。
ソド(Sodo)という町です。このルートは舗装されていて、進路右側にアバヤ(Abaya)湖を眺めながら走る景色のよい道です。「おーっ、湖、おっー」などと見ていると、気をよくした乗客たちが自慢げに話しかけてきたりしました。この湖を回る東回りの山岳ルートでは、乗り合いの乗客はみな押し黙っていたのに比べて、この西回りの乗客の方が開放的でノリのよい人たちが多いような気がしました。途中の村で一回停車した時に、地元の若者組が朝からビールを決めており、たいへん機嫌のよい状態で「ジャパーン、ジャパーン、おっーおー」などと友好的なw 絡み方をw してくるほどです。
ソドでは、ハワサ行きに乗り換え。ここも、人気路線らしくバスはすでに満員近い状態です。すぐに出発します。道は、山を切り崩して作ったばかりという体の切り通しの道が続きます。ここもしっかり舗装されており、快適な走行です。
スマホで地図を見ていると(「maps.me」 というアプリ)、道の表記がありませんので、最近できた道だと思われます。従来の地図だと遠回りしてハワサに行く道しかないのですが、新しい道のおかげでショートカットできて便利になったのでしょう。
ハワサに到着です。ここからは、アディス・アベバまで一直線の高速バスが一日2便運航されています(朝6時と昼12時)。ここでは、ローカルバスで行くよりも、いったん休憩して高速バスで行く方を選びました。
■DAY3(アディス・アベバまで)
ハワサからは4社のバス会社が首都までの高速バスを運行しています(Ethioバス、Habashaバス、Selamバス、Skyバス)。前日、早くハワサに着いたので、町の中心にあるモールの中にあるバス会社の店舗に行ってチケットを取ることにしました。Ethio、Skyと周ると翌日12時便は満員です。Selamに行くとチケットが取れました。
いえい。
6時と書いてあるのはエチオピア時間表記で、実際は昼の12時だそうです
バスの乗り場は、通常のバスステーションではないので注意です。South International Hotel から東に30メートルほど行った道路わきに、時間になるとこの4社のバスが並んで横付けされますので、荷物を預けて乗り込みことになります。
今までのローカル・バスとはうってかわって
手続きがスムーズですww
運行時間も予定通り。12時集合の12時半発でした。途中で水やらお菓子がサーブされます。
さあアディス・アベバが見えてきました。到着はメスケル広場(Meskel Square)です。ここで荷物を受け取り、宿まで…
おっと、ご注意!
この辺は、一見すると大変スリや盗賊(あえてこう言う)が多いようです!見た感じの傾向としては、20代前半くらいの若者で、2~3人グループ。こちらに視線を向けないように見ていないふりをしながら、遠巻きに歩調を合わせて、囲んできます。おそらくタイミングを見計らって一気に近づいて、金品を掏るか強奪するかする恐れがありそうです。立ち止まらないよう、うまくまいてwwくださいw
同じく、子どものスリ集団もいます。
夕方にこの広場に到着した場合、その時点でどうやら彼らの絶好のカモになっているようですので、宿にはなるべく迅速に向かうことをおススメします。あーこわい。
→ アフリカで学んだ海外安全対策のコツをまとめたよ
「海外安全」(準備中)
ということで【モヤレ → アディス・アベバ編】でした。みなさんも安全には十分気をつけてね!
以上、現場からイモ子ちゃんがお伝えしました!
→【アディス・アベバ → モヤレ編】はこちら
「エチオピア・ケニア国境 陸路バスの旅【エチオピア編(東回り)】」
*本エントリの現地情報に関する箇所は、2018年8月取材に基づいています。
*バスの料金は、状況により変動することを前提にしてください。また荷物料金は、先方の言い値なので必ずしもこの値段とは限りません。