【すばらしいアフリカ紀行】エチオピア・都市に生きる靴磨き少年 -イモ子のアフリカ旅ゴー

じゃこてーん。と叫んでも、海産物のないエチオピアからこんにちは。

 

毎日、雨が降るのにも慣れてきましたイモ子ちゃんです!

雨が降ると、路上で寝てる人はどうするんだろうかな、と思ってます。

首都のアディス・アベバなんかは、商業施設の集まる中心からその辺の街角までいたるところで

 

路上にひっくり返って寝てる人を頻繁に見かけます

 

見るからに、ものすごく食えてない人たちで、彼らは何してるかというと、「物乞い」です。あまりに物乞い率が高いんで、道行く人も結構1ブル(4円)くらいの金を普通に恵んであげている光景を目にしますね。

この間なんか、中年の男が10ブル札を渡し

 

物乞いからお釣りをもらってましたww

なんか笑っちゃったけど、そのくらい物乞いの人に恵むことが、日常化してるってことが言えるんじゃないかと思います。ふつう小銭がなかったら「今日はやめとこうかな」って思うんだろうけど、このおじさんの場合札しかなくても、お釣りをもらう図太さで助け合う実践を普通におこなっているところが、なんだかすげえな、と思ったのでした。

 

旅人イモ子ちゃんは、いったいどう接したらいいんでしょうか?

イモ子ちゃんの場合、関わり合いになったら基本、金を恵むのはよくしてるんです。金持ち日本人だし。だけど、

 

人数多すぎて、全員に金あげられないだろー!

 

ってことになります。一日町を歩くと100人くらいの物乞いとすれ違うわけなんですよ。日本の戦後とかも傷病兵がいて、親をなくした孤児の悪ガキ集団がいて、おんなじような光景だったのかもしれません。こーんなに町に、うじゃうじゃいるんだったら、誰に金を渡して、誰に金を渡さないという、その理屈がたたない。ってことになるじゃないですかー。

 

■■■行政の視点と人びとの視点


カメルーンでは、初めて訪れた2013年には、すでにこういう路上生活者はあまり見かけませんでした。しかし10年ほど前にはたくさんいたようで、路上生活者と共に暮らすフィールドワークをした(当時の)大学生の論文などネット上で読むことができます。カメルーンではその後、国の福祉政策によって、路上生活者は保護されたということだそうです。

 

エチオピアでは解決されていないこの課題を、僕らはどう考えるかと。一つには、国が福祉政策ができるか、という論点で池上彰さんだったら話すでしょう。しかし、アフリカでフィールドワークをしてきた文化人類学者の中には、その経験から「行政というのは何の役にも立たない」と言っている人が多いです。では何かというと、人の互助とか、会社勤めでなく小商いで生き抜いていく力とか、そういうものをもっと評価するべきだとしています。

 

■■■エチオピアの靴磨きの底力


ケニアの国境の町まで行くには3日かかるようです。

首都のアディス・アベバから出る初日のバスの出発時間を昼の12時にしました。バス広場の真ん中で、ほげーっと待っていると、やっぱりたくさんの物乞いが広場の中を周回して待合の乗客に金をせびっています。

すでに笑顔を作ることを忘れてしまった人たち。そんな中で、ちょっと陽気な少年が来ていうのです。

「おじさーん、靴磨きさせとくれー。させとくれよー。」

この子は物乞いではありませんが、靴磨きをして回っている少年でした。

 

まあニコニコと笑ってる。時間もあるので、何気なくやってもらうことにします。

シュシュシュッ。

なんか見てると、すごく手際がよいというか。

ものすごいサービス受けちゃった って気になります

 

何回も靴を磨くんですね。まずシャボンをつけて洗浄、そのあと靴墨を余すところ塗って、その後丹念に磨く。靴の擦れてるところなんかに、さらに墨を塗ってまた磨く。もうピカピカになり、驚くほどです。

心まできれいになるというか 不思議な感じがしました

美容室で髪を整えてもらうってこういう気分なのかもしれません?

正価(おそらく)の5ビル(20円)に、さらにチップで5ビル(20円)乗せてあげました。

 

→旅の準備編はこちら

 「首都のアディス・アベバで旅の準備」

 

アディス・アベバでは都市が過密化してしまい、人を収容しきれなくなっているようです。その町で暮らす人は、靴を磨くという、生きていくのにさほど重要ではないサービスを生みだしたと言えるかもしれません。路上の靴磨き業は、とても多いように見えました。そして、実際に靴を磨いてもらっている客も、非常に多いのです。

 

雨が毎日降って、泥まみれになっているエチオピアの大地。歩いていると、せっかく磨いてもらった靴にすぐまた泥がつきます。実際に、靴が汚れるので磨いてほしいという現実的な理由もありますが、それを超えて、サービスを受けながら下層の人たちに金を回していくシステムのようなもの、それがこの社会に自然に根付いているのかもしれません。そしてそのことが人びとの一つの知恵だという、気がします。

→ 旅の様子をライブで生配信しています

 「ツイキャス・小野イモ子 ぷー」

 

「アマサクナレゥ(ありがとう)」と言って 少年が去っていきます

 

以上、現場からイモ子ちゃんがお伝えしました。

*初出:2018年8月22日

 

→ ケニア国境へ向けて、ローカルバス乗り継ぎの旅~

 「エチオピア・民族と言語の多様さ ローカル・バスの旅」

 

 

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