なんかねー。ネットがあれば、なんでもできるー!
としみじみ感じ入っているイモ子ちゃんです。
そうです。スマホに入れていたSIMカードがある朝、突然作動し、それをきっかけに情報がガバガバと入ってきて、イモ子ちゃんの人生は大きく変わったのです。
まず地図ですね。
Google Map を通常使っていたのですが、あまり情報が詳しくないみたいです。そんで、この間のコロンビア人から教えてもらったmaps.me というアプリを入れると、これがとても詳しいので便利です。しかも、あらかじめダウンロードしておけるので、オフラインでも使えるという利点があります。
これは便利だ!
新しい町にきても地図があれば、だいたい勝ったようなもんです。なんだか昔のバックパック旅に比べて、ずいぶん違う様相になってきましたよね…
■■■紙の地図を手に入れる
それと同時に、エチオピア全土の地図を欲しいなーと思ってたんですね。
ネットの時代に、いかにオフラインで地図が使用できるといっても、実はまだ
マテリアル媒体(?というのか)の優位な点はたくさんあります
一つには
「一覧性」です
でかい地図を広げた時に、全体と各都市の関係性が一目で分かるんで役に立ちます。スマホでも、拡大・縮小すれば、その情報を得ることは可能だけど、紙媒体だとその動作が省略できるんで、とっても便利なのです。
ちなみにこれは「新聞」の、今あんまり読まないけど、「紙面組み」のニュース一覧で、驚くほど短時間で情報を得ることができる、ってことと共通しています。また
「人に見せてコミュニケーションのアイテムとして使える」
ってのもあります。現地の人に話を聞くのでも、地図を見て指させば、「ここに行きたい」みたいに、すぐ伝わるし、また相手からも教えてもらえる情報量も多くなるって利点があります。ほかにも、異国の地で
自分をどう見せるかというメッセージを表す
こともできます。携帯してることで「私、旅行者であやしいものでないんで、旅行者扱いしてくださいねー」とか。
そんなことで、現地で購入する地図は使い勝手がいいんです
■■■いったい地図はどこで売ってるのか
アフリカの、というか途上国の町にきて「本屋」を探すのはなかなか困難です。
紀伊国屋書店みたいなとこがないんで、小売店を見つけるってことになります。
今回は、町をうろうろしている中で、小売りの本屋に偶然通りかかることがありました。
一店めに入ってみます。
平積みしてる本を見ると子どもの教科書みたいなものが多く、客層も、お父さんと子ども、が割と多くみられました。「地図ないの?」って聞くと「地下にあるよ」というので、地下のフロアまで階段を降りていきます。ここでは、歴史とか地理とかの専門書がおいてありました。英語のものとアマリク語のものと半々くらいかな。だけど、地下にスタッフがいなかったので自分で探すのはあきらめました。実は、隣も本屋だったので、今度はそちらの方に入ってみます。
二店めは、キオスクみたいな対面の店舗です。ここも教科書が多いなー。
また「エチオピア全土の地図ない?」聞くと、「あるよ」つってまさに探してたものが出てきました。
「いくら?」
200ブル(800円)
「た、高ぇ~」
一応交渉してみるけど、まったく交渉はしないという体で。出してきた地図をそのまましまってしまうおじさん。そして、目を合わせようともしないので
「うーむ。これは交渉をしないパターンなのか…」
と思って、その日は帰りました。だけど、やっぱり地図ほしい!
ので、翌日また行ってみると、同じおじさんがいます。
「地図ちょうだい?」
あるよ
「いくら?」
250ブル(1000円)
昨日より高くなってるやんけ!
足元を見られたかと思いましたが、そこは真面目な?エチオピア人。「昨日200だったじゃろ!」というと値段を下げてくれました。
→ 旅の様子はライブで生配信しています
「ツイキャス・小野イモ子 ぷー」
今回は、もう一軒の本屋にも入ったのですが、店舗をきちんと構えている本屋というのはだいたい「教科書、または英語学習とかの参考書を取り扱っている」傾向があるように思いました。たぶん、教育関係の本を購入する高所得層を客にする方が
利が太く、表通りに店も建つ
ってことなんじゃないかと思います。エチオピアには娯楽の小説なども英語、アマリク語とたくさん見かけますが、これはバスステーションの横っちょの露店とか、物売りがお菓子とかティッシュとかと一緒に乗降客に売る小売り、とかで取り扱われているようですね。
ここでは、英語‐アマリク語 会話対訳の本なんかを買ってみました!
これを使って現地会話に役立てようかな。
ということで準備を進めております。
→ 次回は、バスステーションから出発です
「都市に生きる靴磨き少年 -イモ子のアフリカ旅ゴー」
*初出:2018年8月21日