2018「デザインあ展」イモ凸だーっ 混雑?

こんにちにょー。

 

暑くて毎日、スイカバー食べてるイモ子ちゃんです!

夏休みのお出かけスポットへ、
イモ凸しま~す!!

 

東京お台場の日本科学未来館「デザインあ展」に行ってきたよ。

大きいお友だちのイモ子ちゃんがお台場に来ましたよー 暑いよー

2018年の7月19日(木)から始まっています。開催2日目となる20日(金)の夕方に取材してきました。それにしても東京は歩いてるだけで暑いデスね。。。

開催時間は10:00から17:00。仕事を終わらせてイモ子ちゃんが駆けつけたのは16時です。わー急がなあかんでー。

夕方16時でまだ行列 人気ですねー

 

やはりお台場という観光スポットだからか、全体的に外国人が多い印象です。耳にしたのは中国語とフランス語とポルトガル語かな。そうか、日本科学未来館そのものが多国籍に楽しめる場所とも言えますよねー。

では中に入ってみましょう。

 

平日ですが、意外に家族連れが多くてふつうにほっこりします。まだギリ夏休み前なので子どもは就学前って感じです。客層はほかに美術好きな女子グループなどで、全体的に家族向け・大学生~20代向けという感じがします。

この展覧会は元々NHK Eテレで放送している「デザインあ」をベースにしたものです。番組では「身のまわりに意識を向け(みる)、どのような問題があるかを探り出し(考える)、よりよい状況を生み出す(つくる)という一連の思考力と感性を」テレビならではの映像で表現してきたと言います。

展覧会は、そのコンセプトを実際に体験してみよう、というものだそうです。

科学未来館の毛利館長によると「デザインの方法論は科学的な発明などとも共通していて、未来をデザインするきっかけになるもの」とのことです。

番組「デザインあ」はEテレ (土)7:00~放送しています

 

展覧会は A 観察のへや、B 体感のへや、C 概念のへや の3つのコーナーで構成されていて合計39の展示があります。全体を通して

 

日常の中にひそんでいる気付きにくい

物事を視覚化して

「あっ、そうだったのか!」

と発見する

 

テーマとなっているように見えました。

茂木健一郎さん的に言うと「アハ体験」ですか、違いますか、そうですか。。

入口の近くに特に説明もなく置かれているのは、食材の模型でした。

 

手前にお米があって、サーモンやらお肉、野菜と続きます、、、。

普段何気なく食べているお弁当、そこにどんな食材が使われているのか注意深く意識して食べたことはありません。そこで、こんな風に食材を並べて見るとビジュアルとして「こんなに多くの種類が入ってたのか」と気がつくきっかけになったりします。

 

こういう感性を育てる催しはいいですね。頭がやわやわなお子ちゃんは楽しんでくれるんじゃないかなと思います。むしろ大人の方が、日常を組み替えることができなかったり、物事に新しい意味を見ることができなかったりして困ることが多いので、だからイモ子ちゃん的には、ほんとは大人向けにする方がいいのかな?とも一瞬思いました!

でも、やっぱ大人は変わんないから子ども向けでいいか。カメルーンでもしみじみ思ったけど、

大人は変わんないので子どもに期待

 

ということになりますわホホホホ。

 

真ん中の対象物の回りを360°ぐるり囲んで、みんなでデッサンする体験コーナーです。

 

イモ子ちゃんも描ーき描き

 

この造形物は向きによって見え方が違うように作られています。

描き終わったらそれぞれの絵をスキャンして取り込みます。

 

一覧が映し出されます 少しずつ角度が   違うのが見えるでしょうか

 

この角度違いの絵をパラパラ漫画のような動画にしてスクリーンに映し出し、映画の「マトリックス」みたいに真ん中の対象をぐるぐる円を描いて回るような映像を見ることができるのです。うーん面白い!

 

■「見える化」するデザイン思考


このように展示は、ふだんスル―しがちなものを並べて見て一覧にして見る、またはその痕跡を見ることにより、見逃してしまいがちな雑多なものの価値に気がつくことができることに主眼が置かれているようでした。

町にある看板のタイポグラフィを一覧に

日本の名字 人口が多いほど大きく 表示されている

満員電車の混んでいる車内を足跡で表現

 

子どもたちに新しい物事の見方を教えるのは、なかなか学校現場では難しいことと思います。夏休みのはじまりに、ファミリーでぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

 

→東京おもちゃショー2018れぽーとはこちら、だよっ

 「おもちゃ大賞トミカ4Dは面白い(共遊玩具)」

 

■全感覚で世の中を発見する


実際に体験したイモ子ちゃんの感想ですが、「身のまわりに意識を向ける」デザイン的考え方は、もっと五感を使ったものも含めて広げていってほしいなと思いました。こちらの展覧会は、元々テレビ番組から派生したイベントのためでしょうか、視覚への訴えが主なものでした。

 

しかし2018年現在、社会全体が「視覚を使って情報を得る様式」に偏りだしているような気がしています。それ以外の「情報を得る」やり方には、手触りとか匂いとか無意識的な言い回しとか、そういうのがあります。そういうのが段々なくなってきている気が、イモ子ちゃんはしています。

 

たとえば普段学校で行うワークショップの中で古いラジオ番組を聞くとして、そこにどんな音があって、どんな特徴があるかを考えてもらったりしています(参加者は大学生)。すると、かんたんなSEに気づけなかったり、音の手掛かりからどんな話か推論することが難しかったり、しまいにはラジオ特有のザーというノイズ音でよく聞き取れないとか。音を識別して、そこから何かの徴候を読みとるみたいな感覚がなくなってきてるんじゃないかと思うことがよくあるのです。

 

今回の展覧会にも関係するけれど、「セレンディピティ」(予期せず何かを発見する能力で、科学的発見や課題解決に必要とされる)を発揮するためには、日常に隠されている潜在的な手掛かりを細やかに観察することが重要だと言われます。情報を視覚化して分かりやすく「知る」ことも重要ですが、もっと身体の感覚を使って世の中の隠れた徴候を発見していく感性が、これから必要になるんじゃないかと思ってます。

 

その観点では、今回の展覧会では画面に向かって「手をたたいて下さい」と指示がでる面白い展示がありました。ただし何回たたくかは指示がありません。一回たたいてもいいし、パン・パン・パンと3回たたいてもいい。

 

とりあえず連打してしまったり…

 

するとその回数に応じて、「三三七拍子~」みたいに、意識せず体にしみついているリズムのある動作とか、手をたたく時の作法の映像が画面に表示されるというものです。

 

これはすごく面白いなーと思いました。いいねー。

 

何気ない動作の中にも潜在的な意味や文化に基づく作法が埋め込まれて、私たちはなかなか気がつかないものだと思います。その「体が無意識に覚えている身体技法」を取り出して観察することは、いろんな感覚で世の中の徴候を見つけていくことのきっかけになりそうです。

体験する人たちは画面にどんな動作が出てくるのかと何度も、手をたたく回数や早さを変えて楽しんでいました。

みなさんもぜひ現場に行ってみて実際に体験してみたら面白いですよ。

 

「デザインあ」展は10月18日(木)まで。

以上、日本科学未来館よりイモ子ちゃんがお伝えしました。

 

→東京国立博物館「縄文展」のレポートはこちら、だよっ!

 「縄文展」混雑状況は?イモ凸ダッシュだー

 

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日本科学未来館(東京・お台場)

ゆりかもめ「船の科学館駅」下車徒歩約5分 「テレコムセンター駅」下車徒歩約4分

りんかい線「東京テレポート駅」下車徒歩約15分

「デザインあ展」

7月19日(木)~10月18日(木)10:00~17:00

大人1,600円 中人1,000円 小人500円

子どもが大きくなったら連れていきたいので毎年やってぽしい

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